ブランド力はマーケティングから生まれる その2

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前回は、徹底的なマーケティングにより、ブランド力を確固たるものにしたアップル社について、考えてみました。今回は少し見方を変え、テレビCMや広告を行わない、スターバックスの例を考えてみます。

 

途絶えることのない行列を作り出すスターバックス

スターバックスは他のコーヒーチェーン店に比べて価格が高く提供されています。それにも関わらず常に行列をなし、空席が見つからないこともあります。

電車や町中ではスターバックスのカップを持ちながら移動している人を見かけますし、店内にパソコンを持ち込んで仕事をしている人たちも、よく見かける風景です。

なぜ価格が高いのに、スターバックスは選ばれ続けるのか。それはスターバックスの揺るぎない信念にありました。

スターバックスが選ばれる理由

スターバックスは、その

  1. 居心地のいい空間作りをしている
  2. 全アルバイトへのミッションの共有

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スターバックスといえば電源席、フリーWi-Fiが、どこの店舗にも設置されています。そのため、レポートを作る大学生や、資料を作成するビジネスマンが、多く滞在しているのを見かけます。カフェ側からすれば、一人の人に滞在されるのは不利益になりそうにも思いますよね。しかしスターバックスは滞在しやすい空間を積極的に作っています。

滞在しやすい空間にすることで、居心地がいいと感じてもらえるようになります。

その結果、パソコン作業をする人には頻繁に利用してもらい、ミーティングや待ち合わせなど、カフェで仕事をする人に選ばれ続けるようになっています。一度の滞在時間が長くなる空間にすることで、リピーターによる利用頻度を上げることに成功したのです。

落ち着いて仕事ができる。だからまた使おう!

居心地がいい。だからまた来よう!

と、来店したお客様一人ひとりに感じさせることで、それ自体がブランディングに繋がっています。

また、店としてのミッションを、全従業員(アルバイト含む)に共有、教育することによって、「また来たい」と感じられる接客が行われています。スターバックスの接客は、気持ちの良い、それでいて作り過ぎではない笑顔で、嬉しくなります。接客のいいお店、感じのいいお店は何回でも行きたくなりますよね。

 

スターバックスの「マーケティング」とは

ではこのスターバックス、どのようなマーケティングを行っているのでしょうか。

スターバックスは、テレビCMやポスターなどの広告をしない企業としても有名ですよね。

看板もそれほど大きく目立つものではありません。しかし、「一度見たら強く印象に残るロゴ」があります。街中でこのロゴが書かれたカップを持った人をみたら「あ、スターバックスが近くにある」と分かりますよね。これは広告と似た様な効果を作り出しており、ある意味でのマーケティングでもあります。

また、スターバックスは、FaceBookやTwitterなど、SNSを上手く活用したり、新商品の告知や店舗検索、Starbucks eGiftの送信機能などが付加された、公式アプリも公開しています。一部の機能であれば、登録無しでも利用できるため、利用者も増えているようです。

これが、スターバックスが行っているマーケティング手法の一つです。さらに会員登録すると、「トッピング無料」や、さまざまなキャンペーン情報が届き、結果的にさあなる集客へと、繋げているのです。

 

まとめ

宣伝をしなくても選ばれ続けるアップル、スターバックス。それぞれに「この会社だから」と、人々を惹きつける強いブランド力があることが分かります。

人は、自分が気に入ったものは、割高なものでも、何度も利用するようになります。過度な宣伝をしなくても、強いブランド力があれば、より多くの顧客を虜にすることができるのです。

 

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